カルロス・ゴーン

2010年11月9日
http://cartoonnavi.com/
カルロス・ゴーン
金融危機や景気後退のあおりをうけて自動車業界も大変みたいだね。日産でも『カルロス・ゴーン』社長が営業赤字になったということで人員削減を発表したけど、一体どんな人なのかな?
カルロス・ゴーンとは、ルノー会長兼CEOとルノーの子会社の日産自動車CEOを兼ねている、ブラジル人実業家のことだよ。親はレバノン人、ブラジル生まれのフランス育ちであるために、この三カ国の国籍を有しているのだとか。また、アラビア語、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語を話せるようで語学にも堪能なんだ。
カルロス・ゴーンは、最初はフランスの大手タイヤ製造会社のミシュランで重役を歴任したのち、自動車製造会社であるルノーに移り、上級副社長を務めたんだ。ルノー時代には、不採算事業所の閉鎖や調達先の集約などで経費の圧縮を進め、赤字だったルノーを数年で黒字に転換させたそうだよ。
そして、1999年3月に、ルノーが当時経営危機にあった日本第2位の自動車会社である日産自動車と資本提携を行い、同社を傘下に収めた後に、当時のルノーの会長の指示により、カルロス・ゴーンはルノーの子会社となった日産自動車に出向し同社の社長に就任したんだ。
日産の社長に就任してからは、ルノーからの巨額な資金投入を受け、購買の共同化などを通じてルノーと共同でコストダウンを行い、大幅なリストラや新車種の投入、ブランドイメージの一新などの計画を次々に敢行したんだ。それが功を奏して、1998年には約2兆円あった有利子負債を、2003年6月には全額返済し、業績を回復させたそうだよ。
カルロス・ゴーンが社長に就任してから、今回の景気悪化まで業績は好調だったようで、今後の日産をどう盛り返すのか、その手腕にぜひとも注目だね!
詳しくはコチラ→[カルロス・ゴーン]

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